興味深い結果が出た。
この人になら”怒られたい著名人”第一位が、マツコ・デラックスさんだ。(3年連続)
他、天海祐希さん、北野武さん、松岡修造さん、松本人志さんなどもランクイン。
新人の頃、よく怒られた。
私を育ててくれた先輩は、怒り方が上手だった。
リクエストが明確で、理由が納得出来るものであった。
多くの人は、部下というポジションから自分のキャリアを始める。
年齢を重ね、今度は自分が上司になる。
叱る立場になるのだ。
今、どんな怒り方(叱り方)をしていますか?
私自身は、批判的に怒られることや昔の出来事を持ち出されることが苦手だった。
今は、どのように言われたとしても、話の中心だけを聞くことができる。
アンガーマネジメントのお陰だ。
”怒る目的”は、相手にリクエストを伝えること。
「今、こうして欲しい。次からこうして欲しい」を伝えることなのだ。
多くの人は、怒る目的から外れた怒り方をする。
反対に怒られた時には、不要な衝突を引き起こす行動をしている。私自身がそうだった。
顔に出たり、舌打ちしたり、怒鳴ったり、言い返したり、相手をけなしたり、物に当たったり・・・
集計結果では、”行動で表さない” と ”黙る” が多かった。
つまり”怒り”を溜め込む人が多いということだ。
怒るは、技術だ。
スポーツや料理が経験を重ねて上手くなるのと同じなのだ。
マツコ・デラックスさんが、”怒られたい著名人”第一位に選ばれるには理由がある。
核心を突いていて、その言葉には嫌味がなく愛情があるからだ。
言葉が、上からでも下からでもなく対等に伝わってくる。
個人的には、志村けんさんが好きだ。
”笑い”を入れながら、緩急のリズムをつけて怒ってくれそうだから。
怒っちゃやーよ(笑) このセリフが好きだ。
話を戻そう。
上司は、親は、先輩は、上手な怒り方(叱り方)ができる方がよい。
やってはいけない叱り方がある。
相手を操作しようとすること、説得しようすること、一時的な感情だけで怒ってしまうこと、リクエストがない等である。
それが伝わってしまうと相手は聞く耳を持たない。
相手が聞いてないなーとわかると、もっと伝えようとして、こちらはエネルギーを注ぐ。
”怒りの悪循環”だ。
そこに注意をしながら、経営者は部下を育成する。
親は子供を育てる。組織(家庭)をより良いものに変えていく。
現場での学びは、永遠に続くのだ。
https://www.angermanagement.co.jp/pr20170601