新入社員の頃、よく言われていた事がある。
約20年前のことだ。
「電動ドリルを売るな。人は、電動ドリルの穴を買うのだ」
この教えは、今も大事にしている。
「物を買う」というのは、その物に直接代金を払っているのではない。
それによってもたらされるメリットや満足のために人は代金を支払っている。
「オーディオを買う」のは、オーディオがもたらす快適な音楽や空間を買うということ。
「病院に行く」のは、一日でも早い症状の改善を買っていると言い換えることができる。
取り扱うサービスや製品を通して自分が何を売っているのかを常に考える。
どんなバリューを相手に提供できるのかを考える。
今も昔も変わらない仕事の鉄則のひとつだ。
あなたは、何を売っていますか? 何を買っていますか?